事件の概要
2023年9月、大阪・道頓堀の営業時間中の牛丼店で、ジョニー・ソマリの名前で活動していた配信者であるアメリカ国籍の大学院生、イスマエル・ラムジー・カリド被告(24)がスマートフォンで大音量で音楽を流しながら、店内を動画撮影するという迷惑行為を行いました。
この行為により、カリド被告は威力業務妨害の罪に問われ、2024年1月10日に大阪地裁から罰金20万円の有罪判決が言い渡されました。
ジョニー・ソマリの主張
カリド被告は初公判で、「私がその飲食店で動画を撮ったことは否認しません。ただ、音声は自動的に出てきたものです」と述べ、起訴内容を一部否認しました。
弁護人も「犯罪の成立は争わないが、スマートフォンで音楽を大音量で流し続けたという部分は、動画の視聴者が反応した際に流れた音声だ=被告が故意に音声を流したわけではない」と主張しました。
検察の主張
検察官は「自己承認欲求を満たすための身勝手な犯行で酌量の余地はない」「昨今、迷惑行為をインターネット上に動画配信する行為が横行していることを踏まえれば、一般予防の見地からも相応の処罰が必須」として、罰金20万円を求刑しました。
判決
大阪地裁は、「他の客が飲食する店内で動画を撮影し、大音量で音楽などを流したもので、犯行態様は悪質。被告は音楽などは自動的に流れたと述べるが、直ちに音量を下げることもできたはずで、業務を妨害したことに変わりはない。被告の刑事責任は軽視できない」として、求刑通り罰金20万円の判決を言い渡しました。
その他の事件
カリド被告は、同様に動画を配信する目的で、今年8月に大阪市中央区のホテルの建設工事現場に侵入したとして、建造物侵入の疑いでも逮捕されていましたが、こちらは不起訴処分となっています。
ネットの反応
2000万円の間違えでは?あまりに少な過ぎ!法務省はそろそろ刑罰の年数や金額等を今の世界基準にあわせるべきでは?
金額じゃなくて「有罪判決」であることの方が重要かな? コレで空港で入国拒否ができる。
国外追放+入国禁止が妥当だと思うのですが、皆さんはどうお思いでしょうか。
今回の起訴内容はあくまで大音量の音楽を流した威力業務妨害罪であり、検察が求めたのも罰金20万でそのまま認められた形。 一番重要なのは、こうやって既成事実を積み重ねていって前科をつけ、国外退去&入国停止にすること。
適正な制裁がなされないと私的制裁する奴が出てくるぞ? 安すぎるな。
まとめ
この事件は、インターネット上での動画配信と迷惑行為の問題を浮き彫りにしました。
今後、このような問題が再発しないよう、法律やルールの遵守、そして相手の立場を尊重することの重要性を再認識する必要があります。
参考リンク
【速報】迷惑系アメリカ人配信者『ジョニー・ソマリ』に罰金20万円の判決 牛丼店で大音量ライブ配信 検察「迷惑行為をネット上配信行為が横行、相応処罰が必須」(MBSニュース) - Yahoo!ニュース大阪・道頓堀の飲食店で、大音量で音楽を流しながら動画を撮影・配信したとして、威力業務妨害の罪に問われていたアメリカ国籍の男。 大阪地裁は1月10日午前、男に罰金20万円の有罪判決を言い渡しまし迷惑系配信者「ジョニー・ソマリ」に罰金20万円の有罪判決大阪・ミナミの飲食店で、動画を撮影しながら大音量で音楽を流し、業務を妨害したとして、威力業務妨害罪に問われた米国籍の「迷惑系」ネット配信者、ジョニー・ソマリこ…
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