2024年3月5日、タンザニアのペンバ島でウミガメの肉を食べた観光客、子ども8人と大人1人が死亡し、78人が病院で治療を受ける事件が発生しました。
この事件は、ウミガメの肉が引き起こす可能性のある致死性の食中毒、「ケロニトキシズム」によるものでした。
ケロニトキシズムとは何か?
ケロニトキシズムは、ウミガメの肉に含まれる毒素によって引き起こされる食中毒です。
ウミガメは絶滅危惧種に指定されており、
国際的に捕獲や食用にすることが禁止されていますが、
一部の地域では珍味として扱われており、
イベントなどで提供されることがあります。
ケロニトキシズムの症状
ケロニトキシズムは、生食でも火を通しても発症する可能性があります。
摂取してから数日以内に口や喉のかゆみ、嘔吐、腹痛などの初期症状が起き、
症状が悪化すると痙攣や昏睡など神経障害を起こすこともあり、
重症の場合は死に至ることもあります。
特に子どもが発症しやすく、母乳を介して発症することもあります。
ケロニトキシズムの治療
解毒剤は開発されておらず、点滴や呼吸のサポートなど対症療法を受けることになります。
発症しやすい地域では高度医療を受けられないケースも多く、
ケロニトキシズムによる食中毒は死亡率が高くなっています。
ネットの反応
これがウミガメのスープのこたえか!!!!!!!!
加熱してもダメってことはフグ毒に近い感じかな? 現地の食べ物には気をつけろと言うけど、もし観光で行って出されたらその場の空気次第では食べてしまうかも。
貝毒やフグ毒みたいなものかな? 珍味は危ないね‥。
ウミガメが食べられてるのも知らなかったけど、この死者の数は怖い…
解毒剤がないのね…
まとめ
知らないってことは、食に関しては命がけになりますね…
「ウミガメは絶滅危惧種だから食べちゃダメ」ではなくて「フグと同じでヤバい毒持ち」という認識がしっかり広まる事を願います。
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参考リンク
【海外発!Breaking News】ウミガメを食べた子ども8人、大人1人が死亡 78人が病院に運ばれる(タンザニア) - ライブドアニュースタンザニアの島で5日、ウミガメの肉による食中毒事故が発生した。子ども8人と大人1人が死亡し、ほか78人が病院で治療を受けたという。ウミガメの肉は「ケロニトキシズム」という毒素に汚染されていることがある
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