2024年3月21日、東京都が指定する「不健全図書」の名称が漫画家の活動に弊害を与えているとして、日本漫画家協会の有志らで作る表現活動部は、都議会の複数の会派に改称の要望書を提出しました。
この要望書には、「名探偵コナン」の青山剛昌さんや「進撃の巨人」の諫山創さんら112人の作家が賛同しています。
不健全図書の問題点
「不健全図書」は18歳未満の子どもへの販売をさせないための措置ですが、
指定されると流通が止められ、実質的に大人にも販売できない状態になります。
これが問題視されています。
Amazonでの取り扱い停止
都の青少年健全育成条例で定められた
「不健全な図書類(不健全図書)」は、
審議会の答申を経て指定されると、
18歳未満の青少年への販売などが禁じられます。
指定を受けた作品はAmazonでは取り扱われず、
実質的な「発禁」となり、収入を断たれる漫画家が出ています。
東京都だけが「漫画」を狙い撃ち
他府県でも同様に「有害図書」を指定することがあるものの、
広く「印刷物」を対象としているのに対して、
東京都だけが「漫画」だけを狙い撃ちしている状況です。
また、不健全図書に指定された場合、
東京都に制度の中で取り消しを申し立てることができないという問題もあります。
漫画家たちの訴え
森川ジョージさんは、
「今回の改称の要望はあくまで入口」
だと位置付けて、条例改正も見据えて改善に向けて動く考えを持っています。
また、「表現の自由が損なわれている。それは問題だ」と指摘しています。
審議会の議事録は公開されているものの、
指定に至った理由や基準が不明確なことも問題視しており。
「審議会はその時に出席する委員の”お気持ち”で選んでいる。規定が曖昧で、我々にとっての指標がない」
と述べています。
ネットの反応
いやこれはホントにそう 呼び方一つでイメージが変わるし、エロからボウガンみたいな武器までを一括で不健全図書ってくくりにするのはおおざっぱすぎよう
不健全図書を指定しようとするのは誰か 焚書をしようとするのは誰か あの界隈のいつものヒステリックなメンバーの顔が思い浮かびます。
その通り 基準も曖昧だし決めてる人が恣意的に決める意味わからん制度
言い方変えたところでどうなんだ?
それ言ったら赤旗や前進だって不健全やろ
まとめ
指定されたらAmazon発禁ってのはなんか雑な感じがしますね…
名称が不適切って話はわかるんですが、ホントに第一歩に過ぎないって感じですかね?
条例改正まで持っていけることを願います。
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参考リンク
「不健全図書」の名称やめて 東京都の「発禁処分」が漫画家の"命"を断つ…作家ら改称要望 - ライブドアニュース東京都が指定する「不健全図書」の名称が漫画家の活動に弊害を与えている。「名探偵コナン」の青山剛昌氏ら112人の作家が要望書に賛同。提出後に開かれた会見では、漫画家らが「現実的な発禁」だと訴えかけた
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