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「埋めたことを忘れていた」殺人の時効廃止要因、足立区女性教師殺人事件

1978年の東京都足立区で29歳の女性教師が突然姿を消した事件で、

時効成立後(当時15年)に殺害を自首し、

2009年の裁判で多額の賠償命令が下された件が話題となっていた為まとめます。

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自首の理由

この男が自首に至った背景には、区画整理という外的要因がありました。

自宅が道路拡張工事によって取り壊されることが決まっており、

自宅の床下に隠した女性教師の遺体が発見される恐れがあったのです。

男は自首するにあたり「遺体を埋めたことをしばらくして忘れていた」と話していたとの事。

遺族の反撃と裁判所の決断

男の自宅から石川さんの遺体が発見されましたが、

殺人の公訴時効(当時15年)が成立していたため、

男を殺人罪で起訴することはできませんでした。

しかし…

民事訴訟の提起:

石川さんの遺族は、男に対して民事訴訟を起こし、

約1億8000万円の損害賠償を請求しました。

東京地方裁判所の判決:

2006年9月26日、東京地方裁判所は「殺人」については時効が成立しているとし、

「遺体の隠匿」についてのみ男の責任を認め、330万円の賠償を命じました。

東京高等裁判所の判決:

遺族はこの判決に不服として控訴し、

2008年1月31日、東京高等裁判所は

「被告が遺体を隠匿し続けたことが、著しく正義に反する」と述べ、

約4255万円の賠償を命じました。

最高裁判所の判決:

男はこの判決に対して上告しましたが、

2009年4月28日、最高裁判所は

「殺人と遺体の隠匿が一連の行為であり、被告の行為は社会的に許されない」

と強調し、上告を退け、東京高等裁判所の判決が確定しました。

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ネットの反応

未解決失踪事件の中には、同じ様なケースは多々あると思う。

支払い能力がなければ支払わなくて済んでしまうのが厄介。

殺人にも時効があったんだよな。

人ひとり殺して、全く罪に問われないとかやっぱり間違ってると思う。

自首した後に、ワイドショーのレポーターがこの犯人に直撃した時に

大型犬をけし掛けて威嚇してたなぁ

芸能人や弱者を攻撃するんじゃなくて、

文春は、こういう卑劣なやつの取材をわたしたちに公開する正義感を大切にしてほしい。

今は、殺人に時効はない、余りにも悪質、死刑が無理なら終身刑に。

まとめ

殺人に時効があるなんて今では考えられないですが、

時代の価値観の違いってやつですかね?

いや、当時でも反対意見が多かったから撤廃されたわけですが…

↑↑↑↑↑↑ブログの内容を動画でもまとめていますのでよろしければどうぞ↑↑↑↑↑↑

参考リンク

足立区の女性教師(29)が夏休みに失踪…26年間手がかりゼロだった「元・未解決事件」が動き出した“驚きの展開” | 文春オンライン
世の中には、解決に至っていない犯罪が存在する。俗に言う「未解決事件」である。 何の手がかりもないまま何年も経過したり、公訴時効を迎えて迷宮入りになったりしたケースも少なくない。しかし、ふとした出来事…

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